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2009年12月30日 (水)

尿路結石

 28日に仕事納めをし、29日は冬休み初日です。ところが、未明、お腹の痛みで目が覚めました。
 最初は、寝ぼけていて、状況がよくつかめませんでした。しかし、息苦しさは気のせいではなく、しかも、背中から腰にかけてかなりの痛みがあることが分かってビックリ。「一体何事なのだ」と、非常事態に感じました。たまらずベッドから起き上がり、思いつくままにトイレへ。二十歳のときに盲腸になったことがあったのですが、そのときも便秘のような感覚があり、盲腸と気づくまで何度もトイレに行ったものです。
 尋常ではない痛みに、徐々に切迫感を覚え、身もだえしながら冷静に状況を分析しました。そこで頭に浮かんだのが尿路結石です。痛みの性質や部位を考えると*、原因は尿管である可能性が高いと思ったのです。ただ、激しい内臓の痛みでもうひとつ思いつくのが膵炎です。ネットで調べたところ、膵炎の痛みは上腹部(特に心窩部)に起こることが分かり、背中から腰では少し場所が異なります。解剖図で尿管の正確な位置を把握し、十中八九尿管結石だろうという結論に達しました。

 あまりに激しい痛みに、現実逃避をしたかったのか、「気のせいだ」と思いたかったのだと思います。ところが、1時間経過しても状況は好転せず、やむなく鎮痛剤の坐薬を使うことにしました。痛みはからだの警告信号ですから、むやみに鎮痛剤を使うべきではありません。今回の場合、原因が特定できていませんでしたから、とくに慎重であるべきと考えていました。しかし、少しでも苦痛から逃れたいという気持ちが勝ってしまったのです。
 痛みが強すぎるためか、坐薬が古すぎるためか、まったくと言ってよいほど効果は得られませんでした。時刻は午前6時すぎ。「あと3時間も我慢できるだろうか」と不安がよぎり、状況によっては救急病院へ行くことも視野に入れていました。近隣の休日当番病院など、いろいろと調べているうち、気づくと徐々に痛みが軽くなっていったのです。結局、未明の大事件は、1時間半くらいで終結しました。

 29日は、多くの医療機関が休診です。しかし、29日まで診療を行っているところ、午前だけ行っているところが少しあり、しばらく休んでから受診することにしました。
 ネットで調べた際、「うそのように痛みが消失することがある」という説明があったので、1時間半程度で痛みが消えた点からも、尿管結石であることを確信していました。受診した内科医の説明によると、尿検査をするとほぼ確定診断ができるとのこと。尿の様子を見ることは普段から癖になっているので**、血尿になっていないことは分かっていました。ところが、検査結果は赤血球が陽性とのことでした。おそらく、結石が尿管を無理やり通過する際に生じる出血量に比べ、尿の量が圧倒的に多いため、薄まってしまって概観上は分からないレベルなのだと思います。ともあれ、予想どおり尿管結石と診断されました。

 意外だったのは、「痛みが消失したこと=結石が膀胱に達したこと」だったことです。あとで考えれば自然なことなのですが、結石は尿管を簡単には通過しないと思い込んでいて、また、結石が尿管にあっても、必ずしも痛みが生じるとは限らないと考えていたのです。つまり、結石の移動の過程で、断続的に痛みが生じると思っていたわけです。したがって、内科医からは薬は何も処方されませんでした。排石剤(ウロカルン)や鎮痙剤(チアトンなど)が処方されると思って疑いませんでしたから、正直なところ少し不安です。
 発作緩解後、まもなく20時間が経過します。尿路結石のことは詳しく知りませんが、尿管はそれほど長くありませんから、長いスパンで痛みが繰り返すことは考えにくいと思います。ただ、しばらくの間は注意して経過を観察したいと思います。

*)内臓の痛みは通例鈍痛です。また、左側だけに偏って痛んだので、左右対になっている臓器が考えられました。
**)もちろん健康維持のためです。

※その後尿管結石について詳しく調べたところ、結石が膀胱へ流れなくても、痛みが治まることもあることが分かりました。これは、結石が尿管を閉塞することにより、腎臓の内圧が上がってしまうことに関係するようです。腎内圧が上がると鈍痛を生じます。けれども、これを防ぐため腎臓は尿の生成を抑制するので、内圧が下がって痛みが和らぐのだそうです。
ただし、死ぬくらいの激しい痛みは、尿管を閉塞するほどではないむしろ小さなものに伴うということです。この痛みは、差し込むような疝痛で、まさに結石が尿管を傷つけることによるのでしょう。もしも私の結石が小さいものでなければ、まだ尿管の途中でひっかかっているかもしれません。しかし、この場合は鈍痛が継続する可能性が高いので、注意していれば気づくと思います。
受診した内科医が「痛みが消失したこと=結石が膀胱に達したこと」と説明したのは、主訴や検査結果を総合して判断したものと思われます。

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