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2010年5月22日 (土)

餃子の王将

 学生時代に王将を知って、餃子のおいしさに魅了されました。当時は、確か10人前くらいを制限時間内に食べるとタダになるというサービスをしていて、食べ盛りでしたから、興味津々だったことを覚えています。ただ、到底達成できそうもないハードルでしたから、挑戦をしたことは一度もありません。
 中華料理好きであることもあって、今でも王将をよく利用します。平塚駅西口店へ時々立ち寄るのですが、テレビの番組でこの店舗の店長さんの活躍を取り上げていたことがあって、「あっ、見覚えがあるぞ」と、瞬間的に平塚駅西口店だと分かったほどです。

 岐阜へ赴任して、岐南店にも何度か行きました。でも、「同じ王将だろうか」と疑いたくなるほどいろいろと違うのです。
 まず、店舗の雰囲気です。関東では地価が高いので、必然的に狭く雑然とするのでしょうが、岐阜ではとても広々としていて、まるで雰囲気が違います。関東でも、郊外の店舗へ行くと同様の店舗があるのかもしれません。
 驚いたのは、味も違うことです。実は、最近では餃子よりもチャーハンがお気に入りなのですが、全然味が違うように感じます。ひと口目で「あれっ?」という感じです。関東と関西では味付けの設定が異なるのでしょうか。
 メニューも違います。焼き飯セット880円がファーストチョイスなのですが、岐阜にはこのメニューはありませんでした。チャーハン、餃子、スープ、唐揚げのほかに、サラダも付く定食です。さらに、威勢の良さは王将らしいのですが、どことなく接客も関東とは違うように感じました。

 平塚駅西口店の店長さんを紹介していた番組では、王将の経営者の考え方や営業戦略についても触れていました。そのときに知ったのですが、コア(定番)のメニューの他、各店舗でオリジナルのメニューを提供する制度があるとか。ただし、勝手にメニューにすることはできないそうです。本部の審査を受けて、GOサインが出ないといけないのです。
 この制度のことを考えれば、メニューが違っていたり、味が違っていたりするのもありなのかもしれません。ただ、あまりにバリエーションが豊富すぎたり、店舗ごとの個性(独自性)が強すぎたりすると、統一感がないというか、チェーン店としてのイメージが壊れるような気がするのです。王将に足を運ぶときには、味をイメージして、それを期待して行くわけですから、「あれっ?」となってはいけないのではないでしょうか。

 そういう意味では、コメダコーヒーはよく統一されています。ココイチ同様、愛知県が発祥のチェーンですから、子供の頃から良く知ったお店です。関東にも随分出店が増えました。平塚にも2店舗あります。岐阜のコメダにも行きましたが、コメダはフランチャイズ制のはずなのに、大体雰囲気もサービスも統一されていて、どこへ行っても期待どおり(想定内)なのです。安心感があることは、きっとリピーターの囲い込みに役立っていると思います。

※王将平塚駅西口店と岐南店がいずれも直営店であることを確認した上でコメントしています。

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